はじめに

「彼女が痛がってるけど、どうしたらいいかわからない…」

「痛いって言えなくて、ずっと我慢してきた…」
──そんな経験、キミにもなかった?
実は、セックスで“痛み”を感じる女性はすごく多い。
でも、そこには“心と体の両方の理由”があるんだ。
今回は、性教育をやさしく翻訳する恋愛兄さん・サトシ先輩が、女性の「痛み」をどう理解し、どう寄り添えばいいのかについて解説するよ。
パートナーと向き合うためのリアルな知識をぜひ身に着けてほしい。
女性が「痛い」と感じる原因とは?
痛みの理由って、一つじゃないんだよね。
主な原因を整理するとこんな感じ👇
原因 | 説明 |
---|---|
潤滑不足 | 緊張・焦り・体質で濡れにくくなってる |
心理的な不安 | 初体験・トラウマ・嫌悪感など |
前戯が足りない | 体が準備できてない状態での挿入 |
性交時の姿勢 | 痛みを感じやすい体勢がある |
婦人科系疾患 | 子宮内膜症や膣炎などの可能性も |
📌特に多いのが、「濡れてないのに無理に挿れる」というパターン。
これは、男女どっちにも悪影響だからすぐ改善した方がいい。
セックスの痛みを無視するとどうなる?
これは、結構重要だから覚えておこう。
セックスの痛みを無視すると特に女性側は下記のようなリスクがある。
1. 粘膜のダメージ・膣内の損傷
潤滑不足のまま繰り返し挿入すると、膣内の粘膜に小さな傷がつく。
これが慢性的になると「慢性炎症」のリスクが高まる。
2. 膣炎(バクテリア性膣炎・カンジダ膣炎など)
小さな傷口から細菌・カビ(真菌)が繁殖しやすくなり、かゆみや分泌物の変化、強い不快感を引き起こす。
セックスの痛みが悪化する悪循環に。
3. 骨盤内炎症性疾患(PID)への進行リスク
感染が子宮・卵管・卵巣にまで広がると、PID(骨盤内炎症性疾患)になる可能性も。
放置すると不妊症につながることがあるから注意が必要。
4. 慢性的な性交痛(性交痛症 / Dyspareunia)
痛みがある状態で我慢を続けると、脳が「性行為=痛み」と覚えてしまい、心因性の慢性的な性交痛になることがある。
治療にも時間がかかるケース。
セックスの痛みを我慢するだけで、女性側には様々な病気のリスクがあるから注意が必要。
それに、④の「慢性的な性交痛」になると、好きな男性とのセックスにも痛みを感じるようになって、セックスそのものに拒否反応が出るリスクがあるから、男性側も常に気遣いを忘れないことが重要だよ。
女性側:セックス嫌いになる/拒否反応/心の距離ができる
男性側:自信を失う/関係がギクシャクする
→結果的に、恋愛そのものが続かなくなる
だから、「ただの痛み」で片付けないで、お互いにちゃんと話す・理解する・寄り添うことがマジで大事だよ。
痛みを減らすためにできる5つのこと
❤️① 前戯をしっかり時間かけて
→ 急がない。焦らない。
「もういいかな?」じゃなく「もっと触れていたい」ってロマンティックな空気が大事。
指の腹で触れた時に、指がまんべんなく濡れるか確認する。
❤️② コミュニケーションをちゃんと取る
→ 「痛くない?」「大丈夫?」って聞ける男は信頼される。
女性の緊張をほぐすようにコミュニケーションを取りながらイチャつくことが大切。
ちょっとしたことを話しながらイチャイチャすることも前戯の一部◎
❤️③ 潤滑ゼリーの活用
→ 膣用の潤滑ゼリーを用意しておく
体質の関係もあるから「乾いてるのが悪い」じゃなく、「足りなければ補う」意識が大切。
一般のローションの使用はNG。膣用の潤滑ゼリーを絶対使ってください!

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感想(37件)
❤️④ 無理な体位は避ける
→ 初心者は“正常位+枕サポート”が安定。
あまり経験のない状態で、深く入れすぎると痛みが出やすいので、角度や力加減に注意。
はじめは、正常位+枕サポートで様子を見て、回数を重ねてから他の体位も試みよう!
❤️⑤ その日のコンディションを聞く
→ 体調・メンタルで痛みの感じ方は変わる。
男性側は「今日はどう?」って聞くだけで、お互いラクになる。
女性も男性に自分のコンディションを伝えて、お互いが丁寧なセックスができるようにコミュニケーションを取ることが大切だよ。
男性側が知っておきたい“本当の気づかい”
大事なのは、“上手いかどうか”より“丁寧かどうか”。
本当に気持ちのいいセックスは、テクニック3、雰囲気7くらいの比率だから、先ずはお互いの心が解け合うような時間を作ることが大切。
特に女性にとっては、本番の行為の時間よりも前戯とピロートークがセックスの質を決めるから男性側も鼻息を荒くせず男の余裕を見せて本番に挑もう!
痛いのが普通じゃない。病気の可能性も?
ずっと痛い/毎回痛い/出血が続く──
それは「我慢」じゃなくて「受診」した方がいいサインかも。
可能性としては:
- 膣炎・子宮頸がん・子宮内膜症
- 子宮筋腫・性交痛症・処女膜強靭症
の危険性も疑われるから、先ずは「婦人科」または「産婦人科」 で診てもらおう。
放置する危険性
膣炎・子宮頸がん・子宮内膜症・子宮筋腫・性交痛症・処女膜強靭症──
これらを「痛みだけ」と軽く見て放置すると…
つまり放置は「心の距離」だけじゃなく「体のダメージ」にもつながる
パートナーとしてできることは:
大事な人を守るなら、「婦人科・産婦人科で相談」が一番の思いやりだよ。
それと性病検査なら匿名で病院に行かずにできるから、先ずは性病の検査を行って、それでも解決しないようなら産婦人科に行こう。
性病は性行為を行わなくて感染する危険性があるので早めの受診をしよう。
まとめ|「気持ちいい」は、ふたりでつくるもの
セックスって、ただの肉体行為じゃない。
「気持ちいい」には、“安心・信頼・理解”が全部のってる。
痛いのは相手のせいでも、自分のせいでもない。
でも、痛みを見て見ぬふりするのは、優しさじゃない。
お互いがちゃんと向き合って、「気持ちよくなるために、ふたりで歩いていける関係」こそが、
一番長続きする秘訣だよ💡